項目番号3、踏切の安全性確保についてでございます。
歩道が狭い踏切は安全性を確保するために、拡幅すべきと考える。関係機関と協議し改善すべきと考えるがいかがか。
これは実際に玉川学園前駅の新宿寄り側の鶴川5号踏切というところなんですけれども、車が2台交差をすると、歩道部分が非常に少ないので危ない。これは小田急と、恐らく土地的には玉川学園になるのかなと思うんですけれども、そこと協議をすることで、その踏切までの導入部分の歩道の部分も拡幅をした上で踏切全体を拡幅することができれば、車が相互に通行した上で、より歩行者の安全性を確保できるのではないか。これは実際に玉川学園にお住まいの方から、建設部の方にも要望書が出されているというお話を伺いました。
こういった踏切の安全性を確保することは非常に重要なことであるというふうに考えます。今回、鶴川5号踏切をまず実際の例として挙げましたけれども、市内にこういった類似の踏切があれば、同時に考えて、歩行者の安全性を確保すべきというふうに考えますけれども、いかがでしょうか、ご見解をお聞かせください。
以上、壇上よりの質問とさせていただきます。
◎建設部長(鷲北秀樹) 私の方からは、項目3、踏切の安全性確保についてについてお答え申し上げます。
議員ご指摘の鶴川5号踏切でございますけれども、これは玉川学園の正門前にある踏切でございます。この踏切部分を拡幅するためには、遮断機及び電気設備等の移設、あるいは用地の取得等、解決すべき問題が多くありますので、これらの問題を小田急電鉄株式会社及び学校法人玉川学園と協議を行ってまいりたいというふうに考えてございます。
それから、市全体の踏切についての関係でございますけれども、町田市の踏切については市内に12カ所ございます。踏切の改良事業につきましては、踏切ごとに問題点や地形等の条件が異なりますので、鉄道事業者や地権者との調整があるため、大変難しい事業ということでございますけれども、歩道部分の拡幅や周辺道路への交通量の分散化なども含めまして、どのようなことが有効なのか、検討してまいりたいというふうに思っております。
以上でございます。
◆12番(新井克尚) それぞれお答えをいただきました。
まず、踏切の件から、以前、同じく地元玉川学園から選出されていらっしゃいます黒木議員からも似たような質問があったというお話も聞いております。当時は、運輸省が踏切は基本的になくしていくという方向性があるために、広げること自体が余りよろしくないという考えを持っていらっしゃったということで、今は国土交通省が恐らく管轄になると思うんですけれども、その辺の基準がどのように変わってきたかわからないのですけれども、国とか、そういった権限を持つ行政機関の方向性として、今現在どういう状況なのかというのがあれば教えていただきたいというふうに思うんです。
◎建設部長(鷲北秀樹) 踏切をなくして鉄道立体の事業に関しましては、京王線等で現在進められておりますけれども、小田急線におきましては、今、計画があるのは新百合ケ丘までというふうになってございます。したがいまして、町田方面へはまだ当分の間、来ないという状況です。
今、国が設けました指針が4つございます。あかずの踏切、自動車交通量の著しく多い踏切、歩行者交通量が著しく多い踏切、それから歩道が狭隘な踏切、このいずれかに該当するものについては、何らかの措置を講じなさいというような指針がございますけれども、その指針に当たる部分が、現在、小田急線では4カ所ございます。この4カ所の踏切につきましては、小田急電鉄株式会社さんの方と協議をしながら、平成18年に歩道のカラー舗装化をしたというような実績もございます。いずれにしましても、国の指針等を参考に検討してまいりたいというふうに思っております。
以上です。
◆12番(新井克尚) 今のお話を伺いますと、以前、当時の運輸省が設定したものに比べれば大分緩くというか、実現性が高くなったのかなというふうに感じますので、ぜひ関係機関と協議の上、早期に解決をしていただきますようにお願いを申し上げます。
◆12番(新井克尚) 余り踏切の質問ばかりしていますと、あの踏切議員がというあだ名もつきそうなんですけれども、玉川学園第三踏切の八丁目側交差点は事故を未然に防ぐために改良の必要があると思うが、いかがか。
こちらも本日配付した資料をごらんをいただきたいと思います。開いていただきますと、案内図、地図と航空写真のほうが載っております。該当する場所は玉川学園前駅から町田方面に向かった第三踏切という場所になります。航空写真を見ていただくと、踏切を越えてすぐに十字路があるという交差点でございます。もう少し道があれば多少の安全は確保できるのかもしれませんが、踏切を越えてすぐに十字路があるというなかなか特殊な交差点でございまして、ここで事故はまだ多くはないにしても、踏切からこの交差点に入るときに車がいろんなところから来るから結局渡れないとか歩行者がいて危ない、そういった声が非常に多いところでございます。ここは改良をする必要があるのではないかという内容でございます。
矢印でA、B、Cとついております。ここにはすべてとまれの標示がありますけれども、最近はマナーが余りよろしくないのか、余りとまらない方も多いということで、そうすると、踏切から進入してくる車が踏切内で停止をするということも多々見受けられる状況です。また、右折してCのほうに曲がるときはいいんですけれども、Aのほうに曲がるとき、Aから車が来ていると、この手前に駐輪場がありまして、歩行者がいたりすると曲がることができずに、これもまた踏切のちょうど端のあたりでとまってしまうと。
やはりこういった踏切事故をいかになくしていくかを考えなければいけないと思うんですが、確かに駐輪スペースが少なくなってしまうと、その分違法駐輪が多くなるのではないかという懸念材料があることもわかっております。しかし、事故が起きてからでは遅いということで、この踏切の改良が必要であると考えますが、いかがでしょうか。
1つは、駐輪スペース、大体5メートルぐらい削除、削ることができれば、この車、対面通行で歩行者がいてもより安全なのではないかということと、あととまれの標示をもう少し明確化することができないか。やはり踏切から来る車が優先であるということをもう少し視覚化できる何かいい工夫はないかということ。あとは、小田急と協議をして、この踏切自体、もう少し何か改良ができるかどうかも含めてご見解をお聞かせをいただきたいと思います。
◎建設部長(柴田英司) それでは、項目の2番目、踏切の安全確保について、玉川学園第三踏切の八丁目側交差点は事故を未然に防ぐために改良の必要があると思うが、いかがかについてお答えをいたします。
ご質問の玉川学園第三踏切は、玉川学園前駅から町田方向へ向かいまして2つ目の位置にある踏切です。そして、駅前の都市計画道路、広い通りですね。二丁目側、西側にあります都市計画道路方面から踏切を越えてすぐに改良の必要があるとご質問いただきましたこの交差点がございます。この交差点に進入する車両に対しまして、踏切から出てくる車両を除き、3方向に一時停止の交通規制がかかっております。このため、交差点に進入する際、どの方向が優先なのか、ドライバーの方が戸惑っている場合があるようでございます。
今回ご配付いただきました図のBの方向、無窮会図書館側のほうからこの交差点に進入する際の一時停止は踏切に対してのものであり、踏切が閉まっているときにB方向、無窮会図書館側からの車両が交差点内に停止をしてしまい、線路と並行するA及びC方向からの車両の通行障がいとならないための処置でございます。
道路交通法上は、このように3方向で同じ規制がされている場合、進行方向から見て左側が優先と決められておりますが、踏切内での事故を予防し、より安全な交差点とするため、優先度がわかりやすい路面標示について町田警察署と検討を行ってまいります。
ご質問の中で線路沿いの駐輪場につきましてご質問がありました。駐輪場につきましては、踏切付近の一部を削ることも含めて踏切からの車両の左折に支障が生じないように対策を検討してまいります。
また、踏切の改良そのものというようなことにつきましてもご質問いただきましたが、この踏切と交差点は非常に近接しているため、交通処理上非常に厳しいということで警察のほうの見解があるというふうに聞いておりますので、今後も警察と慎重に協議、調整を図ってまいりたいというふうに考えております。
以上です。
◆12番(新井克尚) 踏切に関しては安全を確保するべく検討を進めていただけるということで、とにかく事故を防いで市民の生命と財産、安心安全を守るというんですか、そのために必要な措置をとっていただけるということでございますので、ぜひ引き続き安全な踏切をつくるようにご努力をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
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